京極夏彦の「塗仏の宴」を読んでいる。
「宴の支度」「宴の始末」からなる2巻。
各600頁を超える長編だけど面白いのでサクサク読める。
ただ内容が難解かつ古い書物からの引用も多いので
全部の内容を覚えておくなんて不可能。
ある意味ドストエフスキーより覚えにくい。
ドストエフスキーの場合はロシア人の名前でだけど、
こっちは何かにつけて行われる醍醐味とも言うべき説明。
否、ウンチク?
ほんの一文だけど例えば、
山幸彦こと彦火火出見命の御子が鵜葺草葺不合命で
その御子が神倭伊波礼毘古命、これが神武天皇。』
こんな調子の文章が多々出てくる。
覚えられるかいっ!
まぁニニギとかはゲームとかで出てくるし
コノハナサクヤヒメノミコトは花博の「咲くやこの花館」を思い出す。
ゲームやら生活していて耳に残っている名称がこういう感じで
神話から引用されてたのかって事が結構あって面白い。
って言うかこういうのって普通は中学とか高校で習ってんのかな。
もっかい中高の授業受けたい気持ち。
今ならもしかしたら理解出来る可能性が無きにしもあらず。
画像の左は木花之佐久屋比売と表記されてるけど
おそらく木花咲耶姫毘売命と同じ人物だと思う。
右の人は有名な天孫ニニギ兄さんでっす。